「ふう〜。」 息を切らしながら山を登ってきたのは太り気味23歳、山登りとロボットのオタク青年である。 ふもとのおじいさんたちが 「山の奥に不〜思議などうくちゅがあるんじゃ〜。ほえ〜。」 といっているのを聞き上ってきたのである。 「どこだろう?」 適当にあたりを探してみると何かの足跡がある。なんとなくその足跡をたどっていった。 「あった、あった、ここだな。」 少年の目の前には、不気味な洞窟があった。まだ9時半だが、中に入る前に昼食をとった。 中は暗くじめじめしていた。どこが不思議なのかわからず前に進んでいった。リュックの中に懐中電灯があるのを思い出し、まわりを照らしてみた。 「うわっ!!!」 まわりは何かの図でうまっていた。調べてみると最近のものである。 「なんかロボットの設計図みたいだな〜。」 興奮してきた。もっと奥に進んでみた。そこには水が流れていた。疲れていたので手を洗い飲んでみた。 「まいう〜。」 あまりにもおいしいのでそこで少し休憩し、もう少し奥に進んでみた。 洞窟の奥、 「ひゃっひゃっひゃ、後は音声入力全てのロボットを自由自在のわしのものにするだけじゃ。世界征服は目の前じゃ。ほれぽちっとな。」 スイッチ押した。 「音声入力をしてください」 石につまずいて青年はこけた。青年は叫んだ。「いてー、股間うった。」 声は響いた・・。 「音声認識しました。パスワード『イテー、コカンウッタ』」 |